2023年10月『福山と広島ゆかりの世界的インダストリアルデザイナー 榮久庵憲司の世界』が発刊されました。
10月4日より広島市内の書店、福山市の啓文社で販売いたします。
また、書籍をご希望される方は、別紙注文書にてお願いします。

注文書

Concept

  • 福山市ゆかりの世界的工業デザイナーである、栄久庵憲司氏の生涯やこれまでの功績を顕彰するとともに、デザインの力がいかにブランド創りに不可欠なものであるかを周知する機会の創出。
  • 栄久庵憲司氏・GKデザイングループの作品やデザインから「デザインとブランド創り」の可能性を考える。
  • 備後地域のリーダー、経営者に求められる感性、創造性、美意識の醸成を行うとともに、デザインによる創造性豊かなデザインシティー福山をめざす。

Activities

  • 福山誠之館が輩出した、世界的工業デザイナー栄久庵憲司を顕彰する
  • まんがと解説「福山ゆかりのインダストリアルデザイナー栄久庵憲司の世界」の発刊

栄久庵憲司氏と福山のかかわり

  • 栄久庵家は代々、福山の郷分村の浄土宗 永久寺の住職を務めていて、父親が開教使に任じられ、家族とともに1歳の時にハワイに移住。
  • 昭和12年(1937年)ハワイから帰国後、一時福山市郷分町に住む。
  • 昭和20年(1945年)9月広島県立福山誠之館中学校に編入。
  • 父方の親類を頼って鞆に住み、ラッキョ汽車と呼ばれた鞆軽便鉄道に乗って、福山市内にある誠之館中学校に通った。
  • 昭和22年(1947年)誠之館中学校卒業
  • 母親は神石高原町の出身

まんがと解説「福山ゆかりのインダストリアルデザイナー栄久庵憲司の世界」 の書き出し

昭和4年仏門一家に生まれた栄久庵憲司は、布教の地ハワイで幼少期を過ごす。
世界情勢の不安化に伴い帰国したのちに太平洋戦争が勃発。
江田島の海軍兵学校に入校したが終戦を迎え、後に「凄惨な無」と言わしめる広島の惨状を目の当たりにする。
その後、一家と共に身を寄せた福山市において、栄久庵は誠之館中学に通いつつ戦争による虚無感を次第に癒やしていった。
心の再生を果たした栄久庵は、家業の仏門を継ぎながらもうひとつ大きな決心をしていた。
そして、世界的なインダストリアデザイナーに向けて歩みはじめた

こうした彼の偉業・世界観・生き様を、次世代を担う人たち
企業人、多くの人たちに
伝えたい・・・・・・
それが、今を生き、ご縁のあった私たちの務めだと考えています。

News & Information